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ーニコチン依存症についてー
たばこを長年手放す事ができなかったあなたも何度か禁煙を試みたかもしれません。しかし、多くの皆様が禁煙中のイライラや摂食増加による体重増加に耐えられなくなり、またタバコを吸ってしまうようです。たばこによる害は十分ご存知の事とは思いますが、以下のようなものが挙げられます。

がん発症の確率上昇:喫煙者は非喫煙者の1.5~2.2倍がんによる死亡する危険度が高まります。
妊娠:不妊や妊娠中の胎児の異常、出産後の乳児突然死症候群等の危険が高まります。
肌あれ:しわやくすみが出やすくなります。
薄毛:ニコチンによる、皮膚の微小循環の低下や一酸化炭素による血液の酸素運搬能の低下により毛母細胞の活動が低下します。
心臓血管:喫煙は動脈硬化を促進します。喫煙者は非喫煙者の1.6~1.8倍による死亡する危険度が高まります。

「そんな事は知っています。わかっているけれどもやめられない」
とおっしゃるあなた、

それが”ニコチン依存症”なのです。 タバコを吸うと脳内でα波が現れ、気分がよい方向に向かいます。 しかし、この効果は1時間もしないうちに切れてしまいます。 ニコチン依存症の方は、このα波を求めて、1日10本、20本と吸ってしまう訳です。

ータバコをやめたい方へー
タバコの中断に際しては禁断症状(離脱症状)を伴う事が多い事も皆様ご存知でしょう。 タバコを吸わない方にこの禁煙のつらさを理解する事は困難かも知れません。
私たち野村医院の職員はタバコを吸いません。
それでも40年以上多くの患者のあらゆる病気のつらさについて伺って来た当院は、あなたのつらさを理解し、解決するお手伝いができると考えます。
私たちはあなたを中心とした”禁煙チーム”のスタッフとして一緒に努力してまいります。 プロサッカーのスター選手も、サッカーチームとそのスタッフがいなければゴールする事はできないでしょう。私たちはあなたに禁煙成功という”ゴール”を決めていただきたいのです。
ー禁煙をはじめるにあたってー
まず、「どうしてやめようと思ったか」を、私たちにお教え下さい。
そして禁煙できる、その自信度をお伝え下さい。 (過去に禁煙に失敗した方、周囲の多くの方々が喫煙しているなどの 理由で、自信がない方も遠慮なく私たちにお話し下さい。)
ー禁煙補助薬を処方いたしますー
禁煙補助薬にはガムや貼付薬もありますが、私たちは最も禁煙成功率が高いとされる内服薬「チャンピックス」の服用をおすすめいたしております。
12週間服用していただきます。副作用として軽い吐き気が起きる事があります。
多めのお水で服用していただく事で防ぐ事ができますが、吐き気止めの内服薬も有効で、処方する事も可能です。
吐き気で服用を中止する事がないよう、遠慮なく 私たちにご相談下さい。禁煙中のイライラや食欲の増進などの離脱症状に対しても是非ご相談下さい。色々な対処法を提案させて頂きます。
ー禁煙してよかった事を教えて下さいー
肌の調子がよくなった、胃の調子がよくなった、たんが減った、肩こりが減った…
など、改善された事を、私たちや、あなたの周りの方々にもできるだけ具体的にお話し下さい。
また禁煙日誌も是非お書きいただけたらと思います。 これらはあなたの禁煙継続の意志をさらに高める役割を果たす事でしょう。
ー吸いたくなったらー
冷たい水を飲む、エステに行く、運動する…多くの対処法があると思います。
私たちと一緒に考え、禁煙を継続させましょう!
ー吸ってしまったらー

大丈夫です。
あなたの”禁煙チーム”のスタッフである私たちにお話下さい。
医師に話しづらい方は、看護師や受付担当の職員にでも結構です。
私たちはあなたを叱ったり突き放したりする事は決してありません。
遠慮なく、そして隠す事なくお話いただき、一緒に対策を考え、
禁煙を再開し継続させましょう。

禁煙治療、こちらのサイトもご参照下さい。

http://sugu-kinen.jp/